早いもので今年も残すところあと2か月。
今年は久しぶりに帰省する方も多いのではないでしょうか。
お正月に親族が集った際に、親戚の子にお年玉を渡す方が多いと思います。
「うちだけ他の親戚とかけ離れてた額を入れてしまったら…。でも直接聞けないし…」と悩んでいませんか。
そこで今回は、お年玉の相場をご紹介します。
アンケート調査から判明したお年玉の相場
「ほけんROOM」を運営する株式会社Wizleapが2019年から2020年にかけて行ったアンケート調査より、お年玉の相場をご紹介します。
幼稚園・保育園児にあげるお年玉の相場は、44%と半分近くの方が1,000円と回答し、約7割の方が1,000円以下と回答しました。
幼稚園・保育園児には、500〜1,000円程度あげるのが無難でしょう。
幼稚園・保育園児はまだ自分でお金を使えないケースが多く、親がそのまま子どもの貯金に回すケースが多いと考えられます。
3歳未満であれば、お金ではなくおもちゃや絵本をプレゼントするのもありかもしれませんね。
小学生にあげるお年玉の相場は、2,000〜3,000円という声が51%と半数を占めました。
同じ小学生でも、低学年と高学年では相場が異なってきます。
住信SBIネット銀行が行った「2021年・お年玉に関する意識調査」によると、小学低学年の相場は~3,000円、小学校高学年の相場は~5,000円という結果でした。
中学生にあげるお年玉の相場は、半数以上の53%の人が4,000〜5,000円と回答しました。
小学生までは1万円以上渡す方はほとんどいませんでしたが、中学生になると1万円以上渡す方も15%程度に増えます。
中学生になると、お年玉の使い方も自分で決める子が増えてくるでしょう。
高校生にあげるお年玉の相場は、1万円前後が46%と半数近くを占め、続いて4,000〜5,000円が34%という結果となりました。
小中学生と比較すると、一気にお年玉の額が上がった印象です。
高校生の親戚がいると、お年玉を渡す側としてはお財布に痛いと感じるかもしれませんね。
大学生にあげるお年玉の相場は1万円前後が最も多く、続いて渡さないという方が34%と2番目に多い結果となりました。
お年玉の相場は高校生とほぼ変わらず、大学生になるとお年玉を渡さない方も増えてくるようです。
「何歳までお年玉をあげればいいの?」と悩んでいる方は、1つの目安として高校卒業までと決めても良いかもしれません。
誰これ構わずお年玉をあげていたら、お金がいくらあっても足りませんよね。
住信SBIネット銀行が行った「2021年・お年玉に関する意識調査」によると、お年玉の平均支出額は26,206円でした。
お年玉をあげる人数の平均は3.8人なので、単純計算で1人当たり円の6,896円のお年玉をあげていることになります。
平均支出額についてはここ数年横ばいで、新型コロナウィルスの影響はそれほど受けていないようです。
お年玉をあげる相手に関しては、多い順に「甥・姪」「自分の子ども」「甥・姪以外の親戚の子ども」「孫」という結果となりました。
会えない場合はどうやってお年玉をあげればいいの?
「感染状況が心配」「都合が悪い」などの理由で、お正月にお年玉をあげるタイミングがない方もいるかもしれません。
「2021年・お年玉に関する意識調査」によると、コロナ禍の影響もあってか、例年とは違う方法でお年玉をあげた人も1割弱いることが判明しました。
具体的な方法は、銀行口座への振り込みや電子マネーです。
まだ手渡しが9割ほどと圧倒的ですが、今後はお年玉のキャッシュレス化が進んでいくかもしれません。
まとめ
お年玉の相場は年齢によって異なります。
今回の調査から分かった相場をまとめると、
- 小学生未満…1,000円以内
- 小学生低学年…~3,000円
- 小学生高学年…~5,000円
- 中学生…〜5,000円
- 高校生…1万円前後
- 大学生…1万円前後
このような感じとなっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お年玉の額は、渡す子どもとの関係性や年齢によっても大きく異なります。
また、地域差もあるため柔軟に対応してください。
コメント