子どもが思春期の反抗期にさしかかり、対応に悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
それまで仲良く話したり家族で出掛けていたりしたのに、突然冷たい態度を取られるとショックですよね。
しかし、そこは親として冷静に対処してほしいと思います。
限界を感じた時は、1人や夫婦だけで抱え込まず、誰かに相談することが大切です。
今回は、子どもの反抗期の対処法や相談窓口をご紹介します。
子どもの反抗期とは?
子どもは大人になるまでに2度の反抗期を迎えるといわれています。
1度目は1歳半から3歳くらいにかけて起こる第1次反抗期で、いわゆる「イヤイヤ期」です。
そして2度目は小学校高学年から高校1年生くらい、いわゆる思春期に起こる第2次反抗期となります。
イヤイヤ期に苦労したママは多いと思いますが、思春期に起こる第2次反抗期はそれ以上にキツいと感じるママが多いようです。
無視や暴言などが目立つため、親としても困惑してしまうでしょう。
子どもの反抗期に間違った対応をしてしまうと、反抗期が長引いてしまう可能性があります。
子どもの性格はさまざまなので一概には言えないものの、おすすめの対処法を5つご紹介します。
反抗期の我が子に対してどのような対応をしたら良いか分からないママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.適度な距離を保つ
反抗期の子どもとは適度な距離を保つことをおすすめします。
自分が反抗期の時、親にしつこく話しかけられて嫌だった経験はありませんか?
第2次反抗期は、大人になるために精神的な自立を始めたサインです。
それまでは周りの大人が言うことを素直に受け入れてきた子どもが、自分自身の頭で考えて「これって正しいのかな?」と疑問を持ちます。
一番近い存在である親の言動にも疑問を持ち、見極めようとしているのです。
親の一語一句にイライラする子どももいるため、親子といえども適度な距離を保って子どもを見守ってあげましょう。
2.子どもが安心できる空間を作る
距離を保ちつつも、子どもが安心できる空間を作ってあげておいてください。
距離を保つといっても、決して突き放して良いわけではありません。
子どもが反抗的な態度をとっているからといって、親まで同じような態度を取ってしまったら子どもは不信感を持ちます。
反抗期を迎えてもまだまだ子どもなので、1人では生活できず、学校生活においてもさまざまな問題に直面するでしょう。
「私たち家族はいつでもあなたの味方だよ」という気持ちを態度に示しましょう。
反抗期中の子どもにも親のそのような思いは伝わっているはずです。
3.子どもの話に耳を傾ける
子どもが自分から何かを話しかけてきた時は、子どもの話にしっかりと耳を傾けましょう。
何が不満なのか、どう思っているのか、具体的にどうしてほしいのかを聞くことができればベストです◎
例えば、イライラして当たってきた時も、しっかりと話を聞けば分かり合えることがあります。
意味もなく当たり散らしているのか、それともきちんと考えがあって怒っているのかが分かるはずです。
「○○ちゃんは、○○ということにイライラしていたんだね」と子どもが話してくれたことを復唱すると、子どもも「理解してくれたんだな」と気持ちが落ち着くでしょう。
4.感情的にならない
子どもに無視されたり、暴言を吐かれたりすれば誰でもイラッとするでしょう。
しかし、感情的にはならず冷静に対処することをおすすめします。
「こういう時期だから仕方ない」と受け流すことも大切です。
また、すぐに感情的になって怒らず、一旦子どもの主張を受け入れてあげることも意識してみてください。
「分かった。○○なことが不満なんだね」と理解を示してあげると、子どもも落ち着いてくれることが多いでしょう。
その上で、無理なことに関してははっきりと無理だと伝えます。
5.第3者に入ってもらう
親も1人の人間なので限界がありますよね。
子どもの言動を受け入れることがつらく、精神的に追い詰められそうな時は第3者に入ってもらうのも1つの手です。
子どもにとって、親には話せなくても第3者には話しやすいケースもあるでしょう。
子どもの反抗期がつらく、周囲に相談できる人がいない場合は、学校や行政などの相談窓口に相談してみると良いでしょう。
子どもの反抗期に関する悩みを相談できる窓口には、以下のような種類があります。
- 行政の窓口(教育センター、児童相談所、少年サポートセンターなど)
- スクールカウンセラー
- 民間のカウンセラー(子どものSOSの相談窓口、ボイスマルシェなど)
まとめ
子どもの反抗期がひどい時は、子どもと適度な距離を保ち、感情的にならないように注意しましょう。
子どもが安心できる空間作りを心掛け、子どもが話しかけてきた時は理解を示してあげることが大切です。
親も1人の人間なので、限界を感じた時は第3者に入ってもらったり、相談窓口に相談してみたりすることをおすすめします。
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